パソコンを自分で作るなんて、とてもとても とお思いの方

是非私のかずかずの
失敗談を踏み台にしてチャレンジしてみてはいかが?

* 自作の動機             
* 自作パソコンの製作手順と注意事項
    @ 部品の購入
     A 部品の組み立て
* 
自作したパソコンの紹介
    B ソフトのインストール
    
C その他のハード・ソフトのインストール

 

自作の動機


高価な大型の事務用電算機と多数の端末機を使った、事務合理化電算機システムは
コンピューターの急速な進歩によって、安価なパソコンによるシステムの構築
小さな企業でも可能になりました 7〜8年前の平成4〜5年の頃です

私の勤務していた会社も、現存システムの更新が迫られていました
しかしながら、まだまだパソコンは高価で1台あたり40〜50万円もかかり、
ソフトを含めると初期投資だけでも一千万円を軽く越えてしまいました

たまたま本屋で “出きる! かんたん!! 自作パソコン” という本を見つけ、読んでいるうちに、
私にも出来そうな気になりました
もともと ラジオ・電蓄・テープレコーダー・テレビ等の自作の経験がありましたので、
増設するパソコンは勇気を出して自作することにしました
自作すると1台当り20万円ほどで出来、5台作りました
自分の分を含めると6台になります

結局 投資額の節減が目的であり,これが自作の動機の原点でした



自作パソコンの製作


組み立てそのものは、プラモデルの組み立てと似たようなもの、
慣れれば2時間も有れば完了し、ソフトの設定に入れます、
でも最初は、本や説明書と格闘しますので、一日かかるでしょう

マシンに魂を入れる、ソフトのインストールが難物です
こちらは何回もやり直しをする事になるでしょう
しかし、失敗した方が、いろいろ勉強になります
とにかく、自作パソコンの本は何度も何度も読み返ししましょう




手順と注意事項

@ 部品の購入

自作パソコンは何処で
パソコン部品を自作キットとして販売し、製作後の トラブルに対応して
くれる店で購入する 
通常、自作キットは数種類用意されているので自分の好みで選択できる
(例 名古屋の場合  大須アメ横)

パソコンの構成部品
多数のメーカーの部品を組み合わせるので、部品によっては,うまく作動しない
こともある、キットで買えばテスト済みなので心配無い 

@ ケース(電源付き)         
A マザーボード(CPU・メモリー・各種ボードを載せる基盤)
B CPU(パソコンの演算心臓部)  
C メモリー(一時預かり倉庫)    
D HDD(永久記憶装置)                  
E フロッピーディスク(フロッピーの入力装置) 
F CD-ROM(CDの入力装置)    
G ビデオ ボード(画像を処理)             
H サウンド ボード(音を処理)             
I LAN 又は MODEM ボード(外部との接続処理) 
J モニター(画面を表示)                 
K キーボード                        
L マウス                          
M スピーカー                        
     (プリンター)                    





A 部品の組み立て

組みたて順序
 ケースにマザーボードを取り付ける            
     ねじの位置が沢山あるので、マザーボードを良く見て取りつける 

 ケースに HDD, CD-ROM をとり付ける                    
     取りつける前に マスター又は スレーブ に設定する
     (ジャンパーピンの差し替え)  
     フラットケーブルを差し込む 1ピンの位置 に印をつける
     (後からでは見えない)

 ケースに フロッピーディスクをとり付ける                   
     フラットケーブルを差し込む 1ピンの位置 に印をつける
     (後からでは見えない)

 マザーボードにCPUを取りつける                        
     方向に注意 (四隅の何処かに違いがあるのでわかる) 
     FANとCPUの合わせ目に耐熱グリスを塗って、FANを取りつける 
     FANの電源コードをマザーボードのコンセントに差し込む 

 マザーボードにメモリーを取りつける                      
     根元の金色が見えなくなるまで、しっかり差し込む 

 マザーボードのジャンパーピンの設定をする                 
     ジャンパーピンは沢山あるので(10数カ所)説明書を良く読む 

 マザーボードに電源部からの電源コードを接ぐ                 

 差込方向を間違えるとランプは点灯しないので、その時は差し替える        

 マザーボードとHDD,CD-ROM,フロッピーディスクをフラットケーブルで接ぐ        
     1ピンの位置を確認して差し込む、 間違うと部品が壊れる恐れあり

 HDD,CD-ROM,フロッピーディスクに電源部からの電源コードを接ぐ       

 マザーボードにビデオボードを差し込む                   

 ビデオボードにディスプレーからのコードをケース背面から接ぐ 

 マザーボードにケース背面からキーボード,マウスからのコードを接ぐ 

これでパソコンが作動できる最小限の部品の組み立てが完了しました

御苦労様でした。  一休みしてから、もう一度念のため接続に間違えが無いかチェックしましょう




自作パソコンの紹介

     一号機                  二号機              二号機の内部
   
   部品名 会社用パソコン(5台)
    H10.2〜3
    一号機
    H10.7
 一号機改造
    H11.5
    二号機
    H13.8
ケース  電源部 横型  230〜250w 横型  250w - 縦型  300w
マザーボード Asustek TX97-X Asustek P2B - Gygabite GA-60XET
CPU MMX  200MHZ PentiumU 233MHZ Celeron  366MHZ Celeron   800MHZ
メモリー 32〜64MB 64MB 128MB追加
   合計192MB
256MB
HDD Maxter 2.5〜4.3GB  3.2GB 8.4GB追加
   合計11.6GB
IBM 40GB 7200rpm
CD-ROM・CD-R/RW CD-ROM  24倍速 CD-ROM  34倍速 CD-R/RW追加 CD-R/RW流用
ビデオボード Millenium2, 
S3VergeDX
Asustek  AGP - GeForce2 MX200
サウンドボード SB16 AnigoSound3D - モニター内臓
LAN・MODEM LANボード MODEM  Nifty - LANボード 
ADSLモデム
モニター 15"〜17”CRT 17”CRT - Melco 15”液晶TFT
マウス SuperiorMouse SuperiorMouse - Wheel Mouse Optical
費用 一台当り ¥170,000 ¥225,000 ¥81,000 \110,000

パソコンの性能は年毎に倍増しています、 価格は急落して、うれしい限りですが、
完成品も安価になって、自作しても金額上のメリットはあまりありません 
将来パソコンを拡張したり、グレードアップする時に威力を発揮できます

又、中味が解っていると、パソコンを操作する時、心強いものです



その後のグレードアップについては、こちらをご覧ください。





B ソフトのインストール

○電源コードを接ぐ
   電源コードをケースの電源コンセントに接続し
   デイスプレーの電源コードも電源に接ぐ

○パソコン・デイスプレー  スイッチ ON
   デイスプレーに画面が現れるか・異音・異臭がしないか、しばらく
   様子を見てから スイッチ OFF

○BIOS設定----基本的な入出力のルールを決める
   スイッチ ON して起動画面が出ている間に Del をクリックすると
   BIOS設定画面が現れる
   BIOSの設定は複雑で判り難いので、取り敢えずは、
   Default のセッティングで行こう  スイッチ OFF

○起動ディスクをフロッピーデイスクに入れる
   起動ディスク
は通常CD-ROMに付属しているので、購入時確認する 

○パソコン・デイスプレー  スイッチ ON
   デイスプレーに画面が現れる
   途中で with Cd-Rom  without Cd-Rom か訊いてくるが無視する
   続いて漢字キーを訊いてくるので、キーボードの漢字キーをクリックする

○HDDの設定(FDISK)----ハードディスクの枠組みを作る
   続いて A:\> が現れるので fdisk と入力する  (A:\>fdisk となる
   起動ディスクが二枚の場合は、ディスク 1 を入れる
   HDDを分割せずに、1パーテイションで使う場合
      @大容量ディスクのサポートを使用゚可能にしますか----Y
      A 1(MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成)を選ぶ
      B 1(基本MS-DOS領域を作成)を選ぶ     
      C基本MS-DOS領域に最大サイズを割り当てますか-------Y
      D 2(アクティブな領域を設定)----領域番号 「1」 を入力
      EESC----再起動                        

    HDDを2分割する場合
      @〜Bは上記と同じ                          
      C基本MS-DOS領域に最大サイズを割り当てますか----N 
      D基本MS-DOS領域を作ります----領域をMB又は%で入力 ( 例 50% )
      E 3(拡張MS-DOS領域を作成)----領域をMB又は%で入力 ( 例 50% )
      F論理ドライブ領域を作ります----領域を入力----100%  
      G 2(アクティブな領域を設定)----領域番号 「1」 を入力
      HESC----再起動----スイッチ OFF            

○HDDの設定(FORMAT)----ハードディスクの整地をする
   起動デイスク 1 を入れて スイッチ ON
   漢字キーをクリック
   A:\>が現れるのでformat c: と入力する 
   (A:\>format c: となる)
   formatc: または format c; とすると失敗する
   フォーマットしますか----Y
   ディスクの調査----フォーマット完了----スイッチ OFF

○WINDOWS(OS)のインストール----WIN98,SE,ME,---
   起動デイスク 1 を入れて スイッチ ON
   with CD-ROMを選ぶ
   漢字キーをクリック
   A:\>が現れるので CD-ROMドライブ WINDOWS CDディスク を挿入する
   A:\>D: と入力すると D:\>に変わる  (D:はCD-ROMのドライブ名)
   setupと入力する
   D:\>setup ----SCANDISK後----インストールを開始する
   途中 プロダクト キー を入力して継続   
   後は自動的にインストールが継続して、Setupが完了する

これでパソコンが使える最小限のソフトのインストールが終わりました
WINDOWに付属しているゲーム ソリティア でもやってみましょう !!!

まだ 音は出ませんよ


FDISK・FORMAT・OSのSETUPが一回でうまくいかないのが普通です
何度でもやり直しをしましょう  クリーンにインストールが出来たときはスッキリします





C その他のハード・ソフトのインストール

サウンド・ボード
   電源を必ず切ってから、サウンド・ボードをPCIソケットにしっかりと差し込む
   スピーカーからのコードをケースの背面から、サウンド・ボードのMIC・IN・OUT
   のうち、OUTに接続する

   電源ONすると、モニター画面に、新しいハードウエアーがありますという
   メッセイジが出て、ドライブのインストールに進みます。サウンド・ボード付属の、
   ドライブの入ったディスクを要求されるので、指示通りにフロッピーを挿入すると、
   自動的にインストールが行われ、完了したら再起動します
   モニター右下にラッパのマークが現れるので、これをクリックすると音量調整
   できます

MS・OFFICE(WARD・EXCEL----)
   MS・OFFICEのCDディスクをCD−ROMドライブに入れると、通常は自動的に
   インストール
が進みます、途中、プロダクト番号を入力するだけで、”はい”と
   ”標準”をクリックしていれば終了します  再起動すれば完了です

これで、音も出ます・文書も計算も出きます。早速試してみましょう

LANボード又はモデム
   続いて、メールインターネットを行うためのボードを取りつけますが、PCIソケット
   を使う場合なら手順・方法は上記のサウンド・ボードと殆ど同様です

   難問は、プロバイダーの選択と申込手続き等が難しいことでしょう
   じっくり情報を調べてから慎重に決めましょう
   ブロードバンドが断然お奨めですが、開通していない地域では、早期開通を
   祈るしかありません



プリンター・デジカメ等の周辺機器を取りつけると、立派な自作パソコンが完成します
いろいろな失敗や苦労を乗り越えて作り上げた愛機は、
必ずや貴方の無二の宝物になることでしょう




その後の パソコン グレードアップ

   部品名     二号機
    H13.8
  二号機改造
   H15.2  H17.8
    三号機
    H19.5
   三号機改造
   H21.3  H21.12
ケース  電源部 縦型  300w - ミドルタワー 550w  静音 -
マザーボード Gygabite GA-60XET - NVIDIA Geforce 6150 -
CPU Celeron   800MHZ - AMD Athlon64x23800+
ダブルコア  2.0GHZx2
-
メモリー 256MB - 512MBx2 ヂュアルチャンネル 1GBx2  追加
HDD IBM 40GB 7200rpm IBM 80GB 7200rpm 320GB 7200rpm   500GB SATA 交換
CD-ROM・CD-R/RW CD-R/RW流用 - DVD スーパー マルチドライブ -
ビデオボード GeForce2 MX200 - MBに内蔵 -
サウンドボード モニター内臓 - MBに内蔵 -
LAN・MODEM LANボード 
ADSLモデム
- 10-T/100-TX/1000-T
 LANボード
-
モニター Melco 15”液晶TFT e-yama 19”TFT - -
マウス Wheel Mouse Optical - - -
OS - - XP Home Edition SP2 -
費用 \110,000 ¥10,720+41,388 ¥75,684 -



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